学生取材記事

学生取材記事

  • 公式HPへ
  • お気に入りに追加

株式会社スミリオン

IT・通信 求人情報あり 学生取材記事あり
福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目14-25 新幹線ビル2号館5F

2015年度

いつでも駆け込める場所づくりへ

「駆け込み寺を作りたい」。その想いから生まれた株式会社スミリオン。
福田社長は何故このようなことを考えたのか。その原点に迫る。

経営者へのきっかけ

株式会社スミリオンは、Web・業務システムなどのソフトウェアを開発しているIT企業だ。
代表取締役の福田裕聡社長に転機が訪れたのはバブル崩壊間もない今から20年ほど前。当時大学生だった福田社長が直面したのは、身内の会社の経営難だった。銀行から融資を受けることもできず、倒産に追い込まていた衝撃的な出来事を知らされた福田社長は「どうして誰も助けてあげないんだ!」と、歯痒い思いをした。
この出来事をきっかけに、当時情報系の大学にいた福田社長は、「自分の専攻分野でもあるITを使って働く人たちを守れないか」と次第に考えるようになっていった。

従業員を助けたいという想い

大学卒業後、福田社長はエンジニアや営業の職を経験した後、友人の誘いを機に共同でIT企業を設立。システムエンジニアリングサービス(SES)を主軸とした事業は時代の波に乗り、最初は3人で始めた小さな会社は、1年後には30名、やがて100名の従業員を抱えるまでに成長した。
ところがリーマンショックを機に業界の様子は一変。SESの需要が伸びず次第に経営状態が厳しくなり、業績も悪化していった。
いつ倒産するかも知れない状況の中でも懸命に働いてくれる社員たち。その姿を見た福田社長は「一生懸命に働いてくれる社員がたとえ職を失っても、いつでも駆け込むことが出来る居場所をつくろう」と心に決めた。そしてついに共同で立ち上げた会社を辞め、新たにスミリオンを創り上げたのだ。

笑い+「百万一心」で新たな価値を

そうして産声をあげたスミリオン(Smillione)。
社名は力を合わせることの必要性を説いた毛利元就の「百万一心」という言葉から生まれた。「皆で心を一つにして力を合わせれば何事も成し遂げられないことはない」という意味だ。そこにはお客様と同等に、心を一つにして共に働いてくれる仲間を大切にしたいと福田社長の切なる願いが込められていた。
SESや受託開発をメインとしてスタートをしたものの、お客様にサービス・技術を提供した後、売上げの回収までに1、2ヶ月の時間を要するため設立当初は資金も少なく、苦労を強いられた。だが、受託開発などの営業活動やお客様の要望に対しての迅速な対応、お客様が気付いている悩みのもう一歩上を解決することが徐々にお客様の信頼を獲得。IT企業の経営者として、社員の生活を守る土台がようやく出来上がってきたのだ。

駆け込める居場所

スミリオンは現在14人の社員を抱えている。以前の会社よりも社員数は圧倒的に少ないが、「社員を多く抱えて会社を大きくすることよりも、今は社員一人ひとりの生活を守り抜くことに意義を感じている」と福田社長は以前とは違う想いの変化を口にする。事実、以前の会社から社員が福田社長の後を追ってスミリオンに駆け込んできた。企業としてお客様にサービスを提供することは勿論、社員が安心して働くことの出来る場所「スミリオン」。それは、働く居場所を失って不幸な人生を送ってもらいたくないという、福田社長が過去に抱いた想いから生まれた場所なのである。スミリオンはこれからも人々の暮らしを守り、愛され続ける企業を目指して邁進していく。

スクーパーEyes IT企業が生産する「スミリオン米」

スミリオンは、毎年年末に取引先に対してお米を配っている。IT企業が、なぜお米を配るようになったのか。
それは、福田社長が考える「愛され続ける企業へ」の想いに表れている。年末の挨拶と共に、御礼と称して取引先に配るカレンダー。自社の名前を入れたカレンダーを配り廻る企業も多いなか、スミリオンは広島の田舎町で収穫した「スミリオン米」を配っている。前職でも同様に取引先に対してカレンダーを配っていた。ところがある日、広島の田舎農家と企業を結ぶビジネスを展開していた社外取締役が放った「一緒に米を作らないか」という一言が、福田社長の行動を変え、カレンダーからお米にシフトした。元々、福田社長の出身である広島の田舎の地域一体は、農家のお年寄りが土地を余らせている現状があり、地域への貢献を目的に、スミリオンは農家と契約を結んだ。
IT企業がお米を配ることのギャップは大きく、取引先には毎年とても喜んでもらえている。勿論米袋には、しっかりとスミリオンの名前と、企業理念である「百万一心」の文字が刻まれている。ITの分野だけでなく、企業として愛され続けることを望むスミリオンの取り組みがここにも表れていた。

取材後記 経営者としての顔

今回、取材を通して「駆け込み寺をつくり、中小企業を守りたい」と福田社長が考えて実行された話を聞き、「考える」だけに終わらず、そこで「実行」に移す社長の力を率直に凄いと思いました。また、周りの仲間の存在が、いかに大切であるかを学ぶことができました。さらに、「学生の頃にはもっと勉強して、社会に出るまでのベースを作るべきだった」という社長の話を伺い、普段そのような考えに至っていなかった私は、その部分を意識して学生生活を送ろうと思いました。自分も将来経営者を目指す身として今回の取材は有意義で貴重な体験でした。この記事を読んで経営者になりたい、会社を創ってみたいと挑戦していく人が増えれば幸いです。

学生取材記事を見る
2015年
  • 企業情報を見る
  • 求人情報を見る
同じ業種の企業を見る

ページTOP

Copyright © CREREA All Rights Reserved.