学生取材記事

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一般社団法人 障害者自立支援協会

医療・福祉 学生取材記事あり
福岡県福岡市博多区千代4-29-7 第3ファイブビル201号室

2013年度

社会の仕組みを創る働き方

 一般社団法人 障害者自立支援協会で情熱を持って働く人がいる。仕事人、中尾利彦理事。「障がい者が自立できる社会の仕組みを創る」事を目標に、日々努力する姿に迫った。

仕事人を突き動かしたきっかけ。そして、強い決意

なぜ、障がい者の自立を支援する仕事をやろうと思ったのか?きっかけは大学時代にある。 中尾理事は、大学で福祉を専攻していた。学んでいく上で、障がい者や特別支援学校の先生と出会い、問題意識を持った。 
そんな中、授業の一環で聞いた、障がいを持つ子どもを育てている母親の言葉が中尾理事を突き動かした。「障がいを持った子どもを残して死ぬのは不安だ。死ぬ時は、子どもと一緒に死にたい」という母親の悲痛な叫び。中尾理事はこの時、障がい者が一人では生きていけないと思われている社会を変えたいと強く感じ、障がい者が自立した生活を営む事ができる社会の仕組みを創る決意をする。

求められる「新しい仕事」

障がい者が自立した生活を営むには働く事が不可欠であるが、障がい者雇用には課題がある。それは、障がいのない部位を活用し、働く事ができるのに、障がい者という一括りにされ、働く場所が少ない事だ。このような課題が生じるのは、障がい者は働く事ができないという誤った認識があるからだ。
この課題に対し、同協会は、障がいのない部位を活用した「新しい仕事」を創造している。その一つが、「あんしん電話サービス」で、これは障がい者が独居高齢者のお宅へ電話をかけるというもの。この事業は、身体障がい者、精神障がい者の自立を支援する役割を果たしている。中尾理事は、このサービスを多くの人に知ってもらい、障がい者の手助けになる事ができるように、メディアで活動内容を紹介している。

自分で働く喜び

私たちは、実際に障がい者が、同協会で働く姿を取材させてもらった。そこには、活き活きとした表情で、働いている障がい者の方の姿があった。
障がい者は、生活保護をもらって生活をしている為、働いて税金を納めている人のお金で生活している事に対して、引け目を感じている方が多くいる。しかし、働いて自立し、税金を払う側になる事で、自分に自信を持つことができる。自分に自信が持てるようになると、自然と笑顔が出るようになる。そのおかげで、職場は活気のある雰囲気だった。
働く喜びを知り、社会と関わる喜びを感じ、明るい表情へと変化していく。「こうした障がい者の変化が働くことの喜びである」と中尾理事は語る。

当たり前の社会へ

「同協会で働く事によって、他の職場でも通用するスキルを身につけてもらい、様々な場所で活躍して欲しい」と願う中尾理事。 なぜならば、障がい者が、様々な場所で活躍する事により、障がい者と健常者の接する機会が増え、一緒に働く事が当たり前になるからである。一緒に働く事が普通になる事で、障がい者に対する誤った認識が少なくなり、障がい者が、自立した生活を営む事ができる社会になっていくだろう。
仕事人は、「新しい仕事」を創り、障がい者の雇用を拡大し、健常者との接する機会を増やす事で、障がい者が自立できる社会を目指し、日々努力している。

スクーパーEyes できない事は「ない」、できる事を「する」

同協会の荒牧功一代表に設立の想いを聞いた。「福祉の世界の社会的な課題や現状を知り、行政ではできない事を民間でやろうと思った事が、この協会を設立したきっかけである」と語る荒牧代表。
具体的な問題として、行政だけでは営利的な形で支援をする事は難しく、また民間と比べてノウハウも少なく、障がい者雇用だけに時間を割けないという現状がある。行政の力に頼ってばかりでは、障がい者雇用は進まない。行政と民間が一緒になって、障がい者の雇用を増やしていこうとする情熱が伝わってきた。
荒牧代表の座右の銘は「できない事はない、できる事をする」である。目標を決め、その目標を達成するために、逆算をして今できる事を着実に行い、障がい者が自立できる社会を創る努力をしている。障がい者と健常者の壁がない社会を創るために、戦略的に考え、今できる事、やらなければならない事をこなし、働いている姿があった。

取材後記 「夢」は社会の仕組みを創る!

私は、今回の取材を通して働く事の喜び、働いていく上での心構えを知ることができました。「障がい者が自立できる社会の仕組みを創る」事を目指している同協会。夢を持ち、目標があるからこそ、社会の仕組みを創り、人々を幸せにする事ができるのだと思います。私も夢、目標を明確にし、日々何ができるか、何をしなければならないのかを考えて行動できるように頑張ります。
キャリアスクーププロジェクトを行う中で、多くの人に出会い、直接会って話す事で、本などでは知る事ができない仕事人の「情熱」を肌で感じる事が出来ました。今回の体験をこれからの人生に活かしていきます。

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