スクーパー取材記事

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株式会社 お掃除でつくるやさしい未来

サービス スクーパー取材記事あり
福岡県春日市一の谷1-135

2018年度

自由な働き方を叶えて、働く姿で社会貢献へ
掃除ならではの可能性を追求し続ける

主な業務は、地域に密着した掃除全般。雇用形態の多様化と共に、働き方も自由に行き来できる時代に。独自の就労観をSNSで発信し、子連れ出勤など、子育て中の女性でも安心して働ける場を提供している。

掃除業界を革新する、新しい雇用の創造

代表取締役の前田雅史氏が創業した当時、従業員は全員男性。辞める人が多く、人もなかなか育たなかった。そんな中、一人の女性を正社員として雇ったことが、会社の立て直しのきっかけとなる。その女性の、男性社員に対しての言葉遣いや真剣に向き合う姿を見て、教育というものについて改めて考えた。同時に女性の生産性の高さ、コミュニケーション能力の高さに気付いた。この事により女性を積極的に雇用し始める。
とはいえ、当時の業界では、女性の短時間労働は珍しく、経費の面でもリスクが大きい。周りからの意見も厳しかった。多様なニーズに応える中で「女性のマネジメントは勉強になりましたね」と笑顔で話す前田社長。現在、雇用形態として社員・パート・パートナーと呼ばれる女性達が活躍している。

見えない報酬も手に入れられる会社

「働くことで手に入れられるモノには、目に見える報酬と目に見えない報酬がある」と前田社長はいう。前者は働く対価としての賃金、後者は人間的成長を意味する。賃金だけでなく見えない報酬を手に入れられる会社が、前田社長の思い描く理想の会社像だ。
日々ある問題に関しても、判断は現場のスタッフにほぼ任せていて、責任を持たせる。そうすることで責任感が生まれ、働くモチベーションにも繋がるのだ。また、子育て世代の女性は、子育てと仕事を天秤にかけがち。しかし、子連れ出勤が可能なことで、どちらにも力を注ぐことができる。「何かを出来ない・しない理由を『子ども』にしてほしくないんです」と前田社長はいう。

掃除がつくる、教育と世代を超えた交流の場

子連れ出勤をした母親が掃除をし始めると、子どもは100%一緒に掃除をし始めるのだそう。誰に指図されることもなくだ。掃除の仕事を通して子どもたちに働く背中を見せ、自分たちが正しいと思う就労観を伝えてほしい。
前田社長はそう言いながら、スタッフに送ってもらったという、一枚の写真を見せてくれた。そこには、ほうきを持って手伝う子どもたちの姿があった。
子どもが手伝う姿は人々の心を動かす。その姿に地域の人が声を掛け、みんながやさしい気持ちになる。これこそ、社名の「やさしい未来」に込められた想いだ。掃除にはそんな力があるのだ。

働く価値観の共有で生まれる地域雇用

同社は春日市本社を中心に、久留米・大阪・仙台にも事業を展開しているが、本社以外は営業所を持たない。なぜ営業所を持たず各地に雇用を生みだすことができるのか。それは求人募集に、SNSなどの媒体を活用し始めたことが大きい。このことでスマートフォンの扱いや、パソコンのスキルに長けているなど、今までの募集では集まらなかった人材とも出会えるようになった。情報をシェアしやすいSNSの発信によって、人が人を呼び、同社が考える働く価値観に共感した人材が全国から集まるのだ。毎日の朝礼もスカイプで各現場をつなぐ。業務報告もアプリを使うなど、最新のクラウドサービスを使い環境を整えている。掃除の輪が全国に広がるのもそう遠くはなさそうだ。

スクーパーEyes 子供の成長を見守りながら自己実現を図る

働く先に何をめざすのか。その価値観を大切にしてほしいと前田社長は考えていて、一人一人の意見に耳を傾け、向き合ってきた。
「社長との出会いが今までの人生の中で大きく影響している」。そう話すのはパートナーという雇用形態で働く松本美和さん。週に5日勤務していて、1日にテナントなどの清掃を2、3件担当している。働く時間は自由で、子どものペースに合わせて調整ができる。子どもと一緒に働くことで、日々成長していく姿に地域の皆さんと気付くことができる。「子どもが楽しそうに手伝う姿を見て、この仕事に出会えて本当によかった」という。そこには母としての優しい顔と今の自分に満足している自信が表れていた。「前田社長との出会いでプラス思考になれた」と話すのは、現在産休中の山口みゆきさん。「社長の人柄に触れ、その思いに共感している。自分の可能性に挑戦でき、新たな自分を引き出してもらえて感謝している」という。
二人に共通して言えることは、前田社長に対しての信頼と感謝の深さだ。子どもだけでなく、自分の時間も大事にしながら、仕事で力を発揮できている。まさに前田社長のいう見えない報酬を手に入れられる会社像がそこにはあった。

取材後記 働くことによってその先に見えてくる理想の在り方

今回取材した方々に共通しているのは、枠にはまらず常識に捉われていないということだ。働き方や働くきっかけはどんな形であっても、今を自分らしく生き、仕事を通してその先にあるものをしっかりと見据えている。そして、同じ価値観を持つ仲間達と共感し合い高め合っている。その姿はとてもカッコよく、魅力的に見えた。
働く背中が子供の未来に与える影響は大きい。親として、自分が働く先に求めるものを明確にし、その就労観を子供に素直に伝えていきたい。そして、それが叶う場所を探していきたい。
今回の取材に携わって頂いた、株式会社お掃除でつくるやさしい未来の前田社長、スタッフの松本さんと山口さんに深く感謝申し上げます。

(文責:田邊 緑)

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