スクーパー取材記事

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アドバンスマテリアルズテクノロジー株式会社

メーカー スクーパー取材記事あり
福岡県古賀市舞の里5丁目39番6号

2018年度

独立独歩、自ら市場を開拓する半導体関連企業

半導体関連の事業を行うアドバンスマテリアルズテクノロジー株式会社。昨年20周年の節目を迎えた。
社員10名の会社ながら、国内外100を超える企業と取引するまで成長している。その秘密とは。

半導体開発を支援する縁の下の力持ち

アドバンスマテリアルズテクノロジー株式会社(以下AMT社)は次世代半導体開発に必要なテストウェハを販売している企業だ。半導体とは、スマートフォンや家電製品に使われているチップのようなもので、半導体のもととなるのはシリコンウェハとよばれる円盤状の板である。これを加工することで半導体となる。
では、AMT社は具体的には何をしているのか。AMT社のお客様は半導体の装置メーカー、材料メーカーと呼ばれる企業である。半導体の装置・材料メーカーとは、シリコンウエハを加工するための装置を作っている企業だ。これらの企業はどのようにすればより良い半導体をつくれるのか、日々研究開発をしている。この研究成果を確認するために使うものこそが、AMT社が販売していテストウェハである。

起業への道

AMT社、代表取締役社長である西本豊樹さんが起業したのは1997年のこと。AMT社を起業する前、西本社長はある商社に就職していた。その会社は大手企業の下請けであり、親会社を役職定年した人が社長を務めていた。このような会社では、親会社との関係に重点をおいてしまう傾向にあり、西本社長は違和感を持つようになった。これではマーケットを全く見ることができない。指示を受けて行動するのではなく、これからの企業は自らが市場のニーズを探していかなければならない。そのような思いから「自ら考え、行動し、自らが責任を取る自立した個として活動する企業」という理念を掲げて、同氏は起業を決意した。

お客様のニーズをみつける

創業当初は商社とファブレスメーカー(工場を持たない会社のこと)、2つの営業形態をとっていた。しかし、西本社長の根本には理念である「自立性が必要」という思いがあり、商社としての機能は自分に合わないと感じた。そのため、今ではファブレスメーカーとしての機能を主としている。 西本社長は常にマーケットにアンテナを張り、お客様のニーズはなんなのか、情報収集を欠かさず行なっている。科学は日進月歩。技術会議や、半導体関連の展示会など、変化の現場に実際に足を運び、見て、肌で感じる。 他にもテレビや新聞等で世の中の情報を収集している。「情報はどこにでもあり、どこからでも得られる。ただ必要な情報を見極める能力は必要」と西本社長は語る。ただ情報を集めれば良いというものでもないのだ。

100年先も継続する企業へ

「自らがやる」ということをモットーに働き続けてきた西本社長。昨年、AMT社は創業20周年の節目を迎えた。この節目を機に、会社の理念に「100年先も継続する」という文言を付け足した。これからも会社を発展させ続けたいという西本社長の決意の表れであり、100年という具体的な数字を示すことで社内の士気を高めたいという思いから付け加えられた。 半導体業界は、AIや自動運転の発達により需要が激増している。AMT社はこれからますます忙しくなるが、西本社長と社員たちはこれからも自らの手で道を切り開いて行く。

スクーパーEyes 自らの力でマーケットを見抜く

今回の取材で、西本社長から興味深い言葉を頂いた。それは「物を輸出するのではない、文化を輸出しなければならない」という言葉である。牛乳を飲むという文化を例にする。まずは牛乳が輸入されてくる。それから牛乳をどのように搾乳するのか、どのように保存するのか、どのように運送するのかなども付随して輸出されるのだ。これらは輸入先の国が長い年月をかけて研究をし、データを積み重ねてきたものだ。日本が牛乳を飲むという文化を手に入れるためにはこれらを輸入先の国から買わなければならない。文化を輸出すると、それに付随してたくさんのものがついていく。 また、同席してくださった、取締役・営業部長、森木泰次さんからも興味深い言葉をいただいた。お客様が「こんな商品ないの?」という発言こそが最先端だという。「最先端にしか需要はない。その時の需要に合わせ、会社も柔軟に対応しなければならない」と森木さんは語る。AMT社はたくさんある会社の中の1つだが、半導体関連の知識、業界の事情、マーケットの変化など、自分たちで見ぬこうとしている。 これこそAMT社の強みなのだ。

取材後記 自ら考え、行動する

今回、企業に自ら行って取材をするという貴重な体験を通して、たくさんのことを学ぶことができました。西本社長とお話しする中で、社会では自ら考え、自らが行動する、「自主性」がとても重要であるということを教えていただきました。正直、指示を受けて動く方がやる事がはっきりしているし、とても楽だと思います。しかし、それで自分が成長することは絶対ありません。これから生活していく上で、様々な事があると思います。そんな時、指示待ちではなく、自分の頭で考え、行動する「自主性」を大事にしていきたいと思います。 今回取材に協力してくださった、アドバンスマテリアルズテクノロジー株式会社の西本社長、森木様、ならびにスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
(文責:福岡大学2年 中野 弘崇)

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