スクーパー取材記事

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株式会社 丸屋

サービス医療・福祉 スクーパー取材記事あり
福岡県春日市昇町3丁目164番地

2018年度

「目標」と「目的」を持つ人生観を創り出すために

今年で創業65年目を迎える株式会社丸屋。
常にお客様の多様なニーズに応えるべく変化を惜しまないその姿勢にある同社の精神とは。

入社のきっかけは自分の愛車

丸屋は昭和28年に創業、昭和35年に寝具レンタル・リース業として会社を設立。北九州、鹿児島にも営業所を置き事業を拡大する。時代の変化に沿って、お客様のニーズに応えるために日々邁進している。
「丸屋に入社する以前は『今、楽しければそれでよし!』という心持ちだった」と現在、代表取締役を務める家迫崇史氏は語る。高校卒業後に営業職として働きはじめた家迫氏だが、業績を上げても給与は上がらなかった。仕事に満足できない家迫氏は「自ら起業して人を雇い理想の会社を創りたい」という思いを抱きながらもきっかけをつかめず仕事を転々とする。すると徐々に貯金が減り愛車のローンを返済できなくなった。父親が車を手放すことを条件にローンの肩代わりを申し出てくれたが、愛車を手放したくない家迫氏は安定した職を探し、見つけたのが四半世紀以上つづく丸屋であった。

35歳で社長になることを決意

家迫氏の入社後に「ライフプラン研修」が行われた。過去の自分を振り返り、未来をどのようなものにしていきたいか「キャリア設計」を考えるのだ。今の楽しさだけを見てきた家迫氏にとって未来を考えることは衝撃的な作業だった。その際35歳で社長になることを目標とした。家迫氏の持つ「人を雇う側になって理想の会社を作る」という目的が、社長になるという目標を強固なものにした。 当時は周りからは冗談だと笑われることもあったが、目標を強く維持し続けた結果、社長に就任することができた。目標を掲げた時の自分の心の持ち方を今も大切にしている。

「目標」とその延長にある「目的」とは

家迫氏は「目標」、「目的」という言葉に強い思いを持つ。目標を掲げなければ、どの方向に向かって努力していけばよいのかという指針がなく、成果も生まれない。目標を持つことは第一条件である。もう一つ持っておかなければならないのは「なぜその目標を掲げたのか」という明確な目的だ。目標と目的の2つが揃って初めて自分の理想に近づくことができる。「例えばダイエットも何のために痩せるのか目的がないと実現しない。目標と目的を持っていれば、9割方その理想を手に入れたようなものです」と家迫氏。社員がやりがいを感じられる会社を創るという理想を目的として目標を掲げたことで、家迫氏は人生を変えたのだ。

未来を見据え動き出す丸屋の姿

「今後はシーツ、リネンの洗濯など外部に委託しているものを社内でできるようにしたい」と家迫社長は新たな目標を掲げる。寝具レンタル・リースの市場規模は縮小傾向にあり他社との差別化が急務となっているからだ。
介護ケアの面では在宅サービスメニューの拡大を考えているという。
また、新事業を開拓することも検討している。そのために家迫氏は毎年アメリカに行き、最新のビジネスについて勉強し、モデル店舗の視察をするなど努力を惜しまない。さまざまなお客様に迅速な対応ができるように家迫社長は社員と一丸となり日々「目標」と「目的」を持ちながら丸屋をよりよいものへと進化させている。

スクーパーEyes 目標と目的を持つための会社独自の取り組み

家迫社長が大切にしている「目標と目的を持つ」ということを社員にも大切にしてもらうための活動がある。それは、家迫社長が一年間の事業計画書を示す際に、社員それぞれの自分の目標と目的を書いてもらい、それをきちんと実現した社員には特別手当を与えるというものだ。
頭の中だけではなく、実際に文字に起こすことでより意識が高められる。この作業をしていく中で、社員に目標と目的を持つ習慣を自然と身につけてもらい目標を達成する方法を学んでもらう。特別手当という報酬もまた、目標への意識を高め達成を促している。一見、誰もがやっていそうなこの作業だが、「社会に出ると『あれをやろう!これをやろう!』という気持ちが薄れ始め、目標を見失ってしまうことが多い」と家迫社長は言う。意識して日々生活していくことはなかなか全員ができることではない。だから、あえて実際に書面に書かせるのである。この小さな活動が丸屋をよりよくする大きな歯車になっているのかもしれない。

取材後記 我々にとって必要な働き方改革とは

「就活している方を見るとほとんどの人が給料・福利厚生など条件から選んでしまいがちだが、多くの人がそうやって選んだ会社をおよそ3年以内に辞めていく。自分の行きたい企業が商品やサービスを通してどのような価値を提供し、お客様に貢献しているかを知るべきである」家迫社長のこの言葉を聞いたとき、やはり人間というのは社会との関わりの中で生活している生き物であるということを改めて実感しました。 「働くことは生きるという基盤があって成り立っている。つまり、働くことについて考えるということは自分がどのような人生を送りたいか考えていなければできないことなのである。その基盤づくりの一つとして『目標と目的を持つ』ことがあてはまるのではないか」と感じました。 私は今回の取材で丸屋の魅力を探るだけでなく、人生の魅力も探ることができました。
(文責:福岡大学1年 田中 良磨)

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