スクーパー取材記事

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一般社団法人チャレキッズ

人材・教育NPO・NGO スクーパー取材記事あり
福岡県福岡市早良区高取2丁目3-23-904

2018年度

「人の幸せ、企業の成長」、「ミーハー」な心から生まれた軌跡

現在、社会の障がい者に対する見方が変わってきている。
なぜ今なのか?変革の裏側に迫る。

ともに助け合い幸せな社会を実現するための活動に取り組み、社会に発信する

一般社団法人チャレキッズは福岡市を拠点とし、「障がいのある子どもたちと社会をどう繋げていくか」をテーマに開催されたプロジェクトがきっかけで設立された。障がい者の就労の促進と定着支援という目的を達成するため、子ども向けのお仕事体験、大人向けのワークショップを行っている。医療の発達もあり、それまで見過ごされていた発達・知的障がい者の存在を認識できるようになった。「迫害、差別されてきた彼らにも能力があることが認識され始めた。これはすごく大きな変化だ」と代表理事の中嶋一顯氏は語る。少人数で設立した活動団体が、現代社会に熱い思いを訴え社会全体に広がり始めている。

ミーハーな心から広がった活動

「趣味はサーフィン、ライブ活動などカッコイイことに興味を持つんです」 と中嶋理事長。 起業に至る経緯も「カッコイイ」が原点だった。中嶋理事長は人と話すことが好きなことからラジオ関係の仕事に就く。障がいのある人が発信するラジオ番組を企画する中で、福岡市との共同事業がスタートした。この時に中嶋理事長の心を揺さぶる出来事が起きた。株式会社障がい者つくし更生会の那波和夫氏との出会いだ。「私は彼らを障がい者として特別視したことはない。一社員として良くなってもらいたい。他の社員の人材育成と何ら変わりない」と那波氏。「障害のある方と働くと業績伸びるんですか?だったらその価値観広めたいし、カッコイイ」と、この価値観が中嶋理事長のモチベーションになっている。

活動するなかでの気づき、「居場所」を創る大切さ

チャレキッズでは動物愛護センター、バス運転手、YouTuberなど様々なお仕事体験を開催し、障がいを持った小学生から高校生が参加している。中嶋さんは彼らとの関わりで「難しいかもしれないと思っていたこともやってみるとできることが多い。勝手にできないだろうと決めて見てしまっている自分に気づくだけでも考え方、味方が変わった」と語る。チャレキッズでは居場所作りにも取り組む。そこでは子どもたちができないことより、できることにフォーカスすることを基本としている。普段はできないことに意識が行きがちだからだ。参加した子どもたちは「チャレキッズが好き」と言ってくれる。気構えずに接して認められる環境が彼らの居場所になり、このプロジェクトの重要な役割の一つとなっている。

大人になる子どもたちが安心して働ける職場づくり

チャレキッズでは平成30年からスクールの取り組みをトライアル的にスタート。ここでは、学習支援のほか、動画制作講座やPCスキル(タイピング)など、就労につながるスキルを身に付けることを目指している。他にも企業セミナーで、チャレキッズとの関わりで気付いたことを企業の人事担当者と話し合い、障がい者への理解が深められるような取組みも実施している。チャレキッズに関わる子どもたちがなりたい仕事に就くには困難もあるかもしれないが、ぜひ夢を実現してほしいという中嶋理事長の思いがそこにはあった。

スクーパーEyes 共生社会への歩みを目指す上で大切な見方、考え方

チャレキッズの鶴川俊一朗氏に入社の経緯と、現在の仕事への思いを伺った。学生時代、鶴川さんは障がい者福祉の抱える問題がまだ解決されていないことを知り、障がい者福祉に興味を持った。大学では障がい者の描いた絵を活用し、商品化する活動にも取り組んだ。「障がいを持った方も素晴らしい能力を持っていることを伝えたい」という思いを持ち、チャレキッズのワークショップに参加。「障がいのある子どもたちが自立でき、彼らの両親が安心して死んでいける社会」という鶴川さんの目標が、チャレキッズの目指す目標と一致していたことが入社の決め手となった。チャレキッズでの活動で重視していることを尋ねると、「様々な経験をさせて機会をつくってあげること」だと語る。「障がいを持つ子どもは、一人ひとりで関わり方や考え方に工夫が必要になることが多い。しかし仕事とその子の特性と合うものをじっくり見つけていけば、きっと社会で十分に戦力になれると感じた」と鶴川さんは語る。
私は取材をして、「You tuberになろう」というイベントに参加させてもらい、障がいのある子どもたちと関わって、彼らへの印象が大きく変わった。「こうしたい、ああしたい」と意思表示するなど、健常者と何ら変わりない。私たちは障がい者というだけで特別という見方をしすぎているのかもしれない。

取材後記 取材する上で「魂に響くもの」という言葉に感じた熱い思い

今回、熱い思いを持った社会人の方々の姿を目の当たりにし、とても貴重な経験をいたしました。「今の学生は昔と違って、情報量が多いし、チャンスもある反面、難しい面もあるだろう。思い通りにいかないこともあるだろうけど長い人生で見ると2、3年はいくらでも取り返せる。ストレートにこだわらずいろんなことを経験して、魂に響くものを求めることも大切だよ」というアドバイスをいただきました。いろんなことに挑戦して、自分のやりたいことや長所が見つかると思うので、これからもっと挑戦し今後に活かしていきたいです。お忙しい中取材に協力してくださったチャレキッズ中嶋理事長、鶴川様、セミナーに参加された企業様、本当にありがとうございました。
(文責:福岡大学2年 竹並 聡史)

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