スクーパー取材記事

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株式会社オートシステム

メーカー スクーパー取材記事あり
福岡県福岡市西区拾六町2丁目2-28

2019年度

企業のアイデンティティを表す製品づくりを

株式会社オートシステムの徳安健司社長は、今後人の行う仕事がどんどんロボットやAI、RPAといった新技術に置き代わっていく中で、大切なのは個性だと語る。AIにはない個性を求める仕事人に迫る。

経営者となって変わる視点

株式会社オートシステムは、電源供給や信号通信に用いられる電線の集合部品を製作する「ワイヤーハーネス事業」、医療機器を取り扱う「医療事業」、工場を自動化・省力化する設備の設計・製造を行う「FA装置事業」の三本柱で事業を行っている。
代表取締役社長の徳安健司氏は大学卒業後、医療事務向けのソフトウェアを扱う会社に就職した。そこを3年で退職し、株式会社オートシステムに入社。加工組立や設計業務を経て、2018年11月に代表取締役社長に就任した。
経営者となり、視点を未来へ向けた際、今後は人の発想や考え方が会社を大きく成長させるチャンスになると考え、大胆な意見も歓迎して聞くようになった。ただ、不安に思うのは面接に来る学生と話していると、皆似たような答えが返ってくる事だそうだ。今後の製造業に求める人材は、既成概念にとらわれない様々な発想を持つ人間だと語った。ロボットやAIのような「優等生」ではなく人間味のある「個性」を見ているのである。

なぜ個性に着目するのか

徳安社長が個性に着目する理由は、ロボットやAI、RPAといった技術の発達にある。人口の減少を背景に、人がする仕事が新技術に置き代わりつつあるのが今の社会である。そんな中、個性を持たない人間はロボットと変わらない。だからこそ、今の製造業に必要であるのは独創的な発想を持つ、個性のある人材であると考えているのだ。
たとえロボットやAIが発達しても、ロボットを開発し、改善していくのは人である。それらを最大限活用し、いかに世の中に価値を生み出していくか、技術者のクリエイティブな能力が今後問われていくだろう。

企業の個性は医療機器のデザインにも表れている

徳安社長は、同社が作る医療機器のデザインについても個性を追求している。このレントゲンに用いられる電動昇降フローティング撮影台「AS-MD7」は、同社の医療事業部の工場がある糸島の海をイメージしたデザインである。海岸線を思わせる曲面のフォルムを取り入れ、きれいな海が見える土地で作られた医療機器であることをアピールしている。「機能的に同等の製品同士ならば、デザイン性の高さも選ばれるポイントであろう」と、徳安社長は語った。
他社との差別化を図り、自社のアイデンティティを確立させることで、毎年行われる医療機器展示会では日本で有数の大企業からも評価を得ている。

社員と企業の未来を見据えて

株式会社オートシステムは経済産業省から「地域未来牽引企業」に選定され、福岡県の製造業を引っ張っていく立場にある。
医療機器にデザインを施すというアイデアを考えついたら、即行動の徳安社長の姿を目標とする社員もたくさんいる。
徳安社長は常に先を見据え、現状に満足することなく改善を重ねている。また、自ら現場に立つことで社員の目線に立ち、どうすれば社員が快適に仕事ができるのかを考えている。たとえば、夏は工場が暑くなるので、通気性がいいファン付きの作業服を導入した。社員の事を最優先に考えているからこそ、社員は厚い信頼を寄せ、徳安社長についていくのである。
今後も徳安社長は、個性的な発想と社員を大事にする企業運営で、未来へ向かって日々進化し続ける。

スクーパーEyes 仕事もプライベートも大切に

徳安社長は個性の形成についてこう語る。「たくさん物事を経験した者のほうがそうでない者に比べ思考が柔軟で発想力が豊か。そこに個性が出る。楽しみながら発想する為には適度なストレス発散も必要で、なにか生涯を通してできる趣味を見つけてほしい」と。そんな徳安社長の趣味はウォーキングと子どもと遊ぶことである。座右の銘は「時間を大切に」。無駄な時間はないと語った。
チームリーダーの宇野涼太さんは、ゴルフが趣味だそうだ。ほかにもバレーに囲碁に多彩な個性の持ち主だ。囲碁に関しては、2級ほどの実力があり強さがうかがえる。座右の銘は「ON-OFFをしっかり」。プライベートの時間もしっかりとるそうだ。入社当時は学生時代の生活習慣とのギャップがストレスとなり、つらかったこともある。しかし、今では会社のチームリーダーとして活躍している。
木村真聡さんは野球をすることと勉強が趣味だそうだ。大学時代も成績上位で学費を全額免除になるほど成績が良く、今も勉強している。気になったらずっと考えてしまう性分で勉強することも苦でないという。座右の銘は「人生は勉強」。尊敬する徳安社長の背中を追って勉強し続ける。

取材後記 個性を見つける

今回、徳安社長と社員の宇野さん、木村さんにインタビューさせていただいて、仕事とプライベートを分けることの大切さを改めて考えました。
趣味があるからこそ仕事を頑張れるのだと思います。
そして、徳安社長の話の中で「個性を見つけろ」という言葉がとても印象深く残っています。残り2年のうちに自分の個性を見つけていきたいと思います。
最後になりましたが、取材に関わって下さった方々、お忙しい中お時間割いて頂き誠にありがとうございました。今後の自分のためになる言葉でした。これから日々精進して参ります。
(文責:九州産業大学2年 山本 真大)

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