スクーパー取材記事

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株式会社ピーエムティー

商社サービス スクーパー取材記事あり
福岡県本社・工場 福岡県糟屋郡須恵町大字佐谷1705番地の1

2019年度

「学ぶ人財」たちが会社をアップデートさせ続ける

「自ら学び、考え、そして主体的に行動できる人財を創る」という人事理念のもと人材育成に情熱を注ぐ株式会社ピーエムティー。
「教育より学び」を合言葉に学ぶ意欲を内発させる人材育成をする同社の組織風土とは。

「人生をかけて人をつくる」代表取締役京谷忠幸氏の学びへの信念

1991年に設立された株式会社ピーエムティーは、商社としてスタートし、超精密加工事業、機械装置事業、ライフサイエンス事業など多岐にわたって事業を展開するオープンイノベーションカンパニーだ。2012年に国家プロジェクトとして始まった「ミニマルファブ構想」にも参画している。「人生をかけて人をつくる」という使命感を持った、創業者であり代表取締役の京谷忠幸氏。自身も創業後、大学院に通い博士号を取得した。そんな社長の思いは「PMTフィロソフィ」と呼ばれる行動指針として同社に浸透している。その中の1つである「自ら学び、考え、そして主体的に行動できる人財を創る」という人事理念のもと人材教育に力を入れている。

「教育より学び」を

「一方的に教える教育をするのではなく、教えなくても自主的に学ぶ人材を育てたい」。そう語るのは執行役員の八木誠さん。同社が取り入れる人事評価制度は、社員が業務上どう成長したいか目標設定しその達成度で評価する方法だ。同社は年間で正社員2万円、パート社員1万円の図書費の支給に加え、学費や資格取得費の補助を行っている。会社内にも図書館を設置するなど、社内外で従業員が学びの機会を得るためサポートは手厚い。評価する側がどういう視点で従業員の学びへの意欲を図っているかを伝えることで、内発的動機付けもしている。本社技術製造部・大藤愛さんは、パートとして入社した当時立てた正社員になるという目標を達成している。「のっかったほうが楽しい」と、学びの輪に周りを巻き込みながら、現在簿記の資格取得に向けて勉強中である。

苦しい経験が社内改革を進めた

2001年の半導体バブル崩壊。この時期、営業しても受注が取れない日々が続いた。売り上げの減少に伴い、パートの出勤停止を余儀なくされた。当時チームリーダーを務めていた八木さんは「パートさんも生活があるので、毎日のように退職の相談を受けました。社員の士気も下がる中で、給料をあげてやることもできない自分の無力さを感じました。」と振り返る。やがて景気が回復し苦しい時期を乗り越えた。苦しい経験は社内の結束力を強め、急な欠勤時などの引継ぎを容易にする工夫が生まれた。また、決まった業務はマニュアル化して教育を効率化することで、より学びに割ける余力を作り出すことができた。

人と人とのつながりが新たなイノベーションを生み出す

「急に休まなければいけない状況になっても大丈夫なように、毎日きりよく業務を終わらせて帰ります。」と大藤さん。分担して協力し合う姿勢と、効率化する工夫ができているおかげで、様々な事情で休まざるを得ないときも、引継ぎがしやすい。従業員は仕事以外の生活も大切にできる。それは苦しい時代を乗り越えて生まれた業務改善の結果だ。同社は従業員を単なる労働力とは捉えていない。「全従業員の物心両面の幸福を追求する」という経営理念が息づいた環境で、尊重されながら自主的に学ぶ「人財」たちは、今日も使命感を持って働き続けている。

スクーパーEyes 「強制しない」空気が流れる会社

同社は勤務時間外でコミュニケーションをとる機会を社員に提供している。昨今は、従業員同士の社外での交流を極力なくそうとする動きもあるが、同社では、そのような交流の場が活発に行われている。社員の大藤さんにお話を伺った。
大藤さんは以前はレクリエーション委員会に所属し、社員旅行や、忘年会、懇親会などの企画運営に携わっていた。お酒を飲む交流の場も多く設けられているが、飲酒を控えている人も中にはいる。例えば子育て中のお母さん達だ。そういう人のために、夜のお酒の席ではなく、ランチの時に交流したりもするという。
また、福利厚生として部活動も行われている。大藤さんは、登る部に所属している。参加したいときだけ参加すればいい、という気軽に参加できる部だそうだ。こうした活動の根底には、「強制しない」という社風がある。

私自身の仕事に対するイメージは、「しかめっ面で取り組むもの」であったが、同社ではそうではない。今回取材させていただいた、執行役員の八木さん、経営企画室の浜崎さん(写真左)、本社技術製造部の大藤さんからは、非常に楽しそうで、なおかつ会社が好き、という思いが伝わってきた。

取材後記 アップデートし続けるために学び続ける

取材前に会社について調べていく中で私が抱いた印象は、代表取締役の京谷氏が、とにかく「学び」や「成長」という思いを大切にしていらっしゃる、というものでした。実際の取材では京谷社長にお話を伺う機会はなかったのですが、社長が忙しく社外を駆け回る同社には、「学び」に対する社長の思いがしっかりと根付いていると感じました。与えられるだけの「教育」を受け取るだけでは、成長できる機会に巡り合う機会は限られます、自ら興味を持ち、調べ、機会を得に行く「学ぶ」意欲を持った人は、どんな環境にいても成長できます。自分は何をしたいのかを常に考え、自らをアップデートし続ける人として生きたい。今回取材させていただいた皆さんにそういう思いを授けていただきました。
(文責:福岡大学1年 寺田 縁)

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