スクーパー取材記事

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河野産業株式会社

商社 スクーパー取材記事あり
福岡県福岡市東区松田1丁目12-41

2019年度

わらしべ長者 ~人との繋がりが次の繋がりを生む~

先代が築き上げたこの大地にどんな花を咲かすのか。日々模索を続ける河野産業株式会社。藁が結んだ繋がりが見せてくれるものとは。

生きていくために

創業から今年で71年を迎える河野産業株式会社。会社が設立された年は戦後間もない1948年。河野利隆さん(河野晴信取締役の祖父)は会社設立に関して、「気が付いたら会社を設立していた」と語る。それほど戦後間もない当時は何かしないと生きてはいけない環境だった。会社設立以前は、藁の倉庫番としてお客様が必要とする分だけ出荷していた。その際の経験、藁の倉庫番として築き上げた人間関係が会社設立へと繋がった。創業当初の取引先は藁の倉庫番時代のお客様。こうした人との繋がりが河野産業株式会社を少しずつ大きくした。

陰の立役者

消費者と製造元の間で取引を促進する業態を商社、中でも総合商社は「インスタントラーメンからミサイルまで」と例えられるほど、幅広い商品・サービスを取り扱う。製造元と消費者の取引が円滑に進むように仲介役を担うのが総合商社である。消費者の目には見えない場所で消費者の生活を支える。総合商社とは社会にとって必要不可欠な存在だ。
製造元から商品を買う際、ある一定の量を買わなければならない。そこで河野産業株式会社は商品を一度保管し、お客様が必要なときに必要な分だけ出荷する。またお客様に業界ならではのアドバイス・情報提供も行う。
お客様のニーズに合わせ、様々な分野の商品を取り扱い、アドバイスや情報提供まで行う河野産業株式会社。地元福岡の総合商社として、福岡の中小企業を支える縁の下の力持ちとしての役割を担う。

「何でも言ってください」

お客様の便利屋を謳う河野産業株式会社の姿を象徴するエピソードがある。「人身売買と危ない薬以外は何でも聞いてください」というキャッチーなフレーズを冗談半分、本気半分で営業文句とする勤続32年の中村剛さん。ある時お客様から取り扱いのない“電気版のガス給湯器”のオーダーを受けた中村さんは様々なメーカー・代理店に問い合わせ商品を探した。結果的に商品を取り扱うことはできなかったが、どこのメーカーなら取り扱いが見込めるかお客様にアドバイスを行った。お客様の求められたことに対して決して「No」と言わずに真摯に動き続ける。河野産業株式会社はお客様の手をしっかりと握り、関係を築いてきた。

変革のとき

創業当初から今まで、大きな経営危機がなかった河野産業株式会社。故に大きく会社の体制を変える必要はなかった。それはお客様の要望に最大限に答え、寄り添った結果である。
今、会社は変化を迎えようとしている。取締役の河野晴信氏は会社の営業が配送を担う昔ながらの人事体制を変えるべきか検討している。営業から配送まで、一貫して一人の人物が行うことで生まれるお客様との繋がりやドラマ。一方で会社という組織からすると、分業した方が効率が良いともいえる。河野取締役はどのように会社を変革するにあたっても「方向修正をすぐに行うことができる会社を目指す」と語る。錯綜する世の中で人との繋がりを大切に日々躍進する河野産業株式会社。創業100周年に向けより一層の活躍が期待される。

スクーパーEyes 手を取りあって

「この会社は自分にとって良い会社である」と笑顔で答えるのは転職して3年の城戸充俊さん。社内で飛び交う会話は形式的なものではなく、一言相手を配慮する言葉があるのだ。城戸さんは「相手を尊重しあう関係性が働きやすさに繋がっている」と語る。また「取締役と同じ話をしてしまうかもしれません」と話す中村さんは実際に、河野取締役と回答が同じ所があった。ここから社内の風通しの良さ、社長の考えを社員全員で共有し同じ方向に向かっていることが分かる。
また取材後、城戸さん、中村さんは他の社員の方と楽し気に話されていた。社内の温かみのある雰囲気は、役職や部署の壁を越えた円滑なコミュニケーション、関係性から形成されていた。総合商社としては規模の小さい河野産業株式会社ならではの強みがそこには存在していた。
河野産業はメーカーやお客様との繋がりを大事にすることはもちろんのこと、社員一人一人の繋がりも大事にしている。「人との繋がりを大切にすること」。創業以来、積み重ねてきた繋がりが現在、そしてこれからの河野産業株式会社を作る。

取材後記 I can do it!

「こんな世界もあるのか」。私は自分の視野の狭さに気が付きました。まず私は「総合商社」というものがどんなものか分かりませんでした。また、包装資材も直接自分とは関わりがなく、一体河野産業株式会社がどのような会社であるのか、私は見当がつきませんでした。しかし取材を通し、河野産業株式会社のお客様への配慮・商品数の多さにとても驚きました。そして自分の視野に「商社」という世界を追加することができました。それほど、取材中に伺ったお話は興味深いものでした。
河野産業株式会社の河野晴信様、中村さん、城戸さん、取材を受けてくださりありがとうございました。私はどんな大人になるのでしょうか。取材させていただいた3名の方に胸を張れるような大人になることをここで誓います。
(福岡女子大学2年 稲田 りさ)

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