スクーパー取材記事

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株式会社チカラ

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福岡県福岡県福岡市中央区大名2-2-1MIKIビル8階

2019年度

3人の師に賜ったチカラ

人生において3人の師に出会ったという元木氏。
3人の師は元木氏の人生にどのような影響を与えたのか。そして、元木氏の仕事観とは。話を伺った。

師との大きな出会い

株式会社チカラは、執筆業をメインとする傍ら、飲食店も運営する異色の会社だ。チカラの社長・元木哲三氏には、師と仰ぐ方がいる。一風堂の創始者、河原成美氏だ。
河原氏との出会いは、元木氏が以前勤めていた出版社で一風堂を取材した時のこと。取材開始5分で河原氏に魅了され「こんなかっこいい大人がいるんだ」と感動したそうだ。
その後、元木氏は出版社で働きながら続けていたバンド活動に力を入れるべく会社を辞め、バンドでメジャーデビューを果たしたが、メンバーとの関係悪化からすぐに解散してしまった。当時は拠点を東京にしており、無職。そんな時に河原氏から「これを機に独立しては」とアドバイスを受けた。そこで元木氏は、音楽と文章の制作を業務とする「元木哲三事務所」を創業した。

会社設立の理由は「師の店を引き継ぎたかった」

「元木哲三事務所」開設から6年後、元木氏は株式会社チカラを立ち上げた。元木氏は大きな志や理念があって、社長になりたかったから会社を設立したのではないという。会社を設立した理由は「金融機関から融資を受けるのに有利」という現実的なものだった。
なぜ融資が必要となったのか。それは、師である河原氏が創業したレストランバーを引き継いだオーナーが営業不振に悩んでいたとき、元木氏がその店を引き継ぐ決心をしたからだった。老朽化した店舗を改装するための資金が必要だったのだ。会社設立当初のチカラはバーとライターとの二部門で、元木氏は二足のわらじで奔走する日々だった。
そのような異色な二部門を抱える会社を運営できたのは、元木氏の2人の恩師の影響も大きいという。

2人の恩師

元木氏には、河原氏に加え偉大な2人の恩師がいる。
1人は元木哲三事務所3年目、自己鍛錬のために太極拳を始めた時に出会った地曳秀峰老子氏。地曳氏の元で太極拳の技と思想を学んだことは、後に会社という組織を作る上で極めて重要な体験だったと語る。
2人目は、経済学者の中谷巌氏だ。出会いは前職の出版社にいる時で、大変厳しい方だったという。元木氏がその中谷氏の原稿制作をサポートし、出版された本は元木氏にとって初のベストセラーとなった。中谷氏に「体系的に学問を追求しなさい」とアドバイスをもらい元木氏は中国に語学留学、その間に我流で西洋哲学を学んだ。

やりたくないことはしなくてもいいんじゃない?

3人の師との出会いが仕事や人生に大きな影響を与えたという元木氏に仕事観を伺うと、「好きの軸で考え過ぎない」という答えが返ってきた。好きなことが今見つからなくても良い、何か得意なことがあれば良い。得意なことが後で好きになっていく可能性もある。
また、元木氏は「やりたくないことはしなくてもいいんじゃない?」ともいう。立ち止まりさえしなければ開き直って、やりたい事が見つかるまで仕事しなければ良い。生活がというならばバイトをすれば良い。
これは若者が持っている仕事観を根本から覆すような考えかもしれない。しかしこの仕事観こそが、元木氏の柔軟な行動、発想の源となっているといえそうだ。

スクーパーEyes 何だったら夢中になれる?

社員の奥永さんにもお話を伺った。
奥永さんは前職で情報誌の制作を担当していた。そこで9年近く働き、仕事の幅を広げたいとチカラに転職を決意した。
奥永さんがライターにこだわり、ずっと続けている背景には強い信念があった。奥永さんは「言葉でギフトを送りたかった」という。きっかけは旅行先から両親へ送った絵葉書だった。旅先から葉書を送る度に、両親がとても喜んでくれたそうだ。その時、「言葉ってプレゼント、言葉は人を幸せにできるんだと感じた」と話してくれた。
また、奥永さんは「あなたは何のために働くのかを絶対学生の間に考えた方が良い」とも話してくれた。「自分の中に信念がないと、もし困難が訪れたときに揺らいでしまう」という。更に、もっとスムーズに心にはいってくる言葉を投げかけて下さった。
「何だったら夢中になれる?」
時間を忘れて没頭できる分野から仕事を絞っていく方法もあるという事だろう。今の学生が思いがちな「◯◯だったらやれるかも」という考えでは、仕事に対するモチベーションを保てないのでは、と奥永さんは言う。
客観的に自分を見て、自分を分析する。夢中になれることを考える。様々な角度から自分にアプローチしてみることが、就活生に限らず、必要なことではないだろうか。

取材後記 考えるキッカケに

取材を通して、いかに自分が自分自身のことを分かってないのか、よく分かりました。自分は何がしたいのか、数年後自分はどうなっていたいのか。今回の取材で業務内容以前のもっと前の段階、仕事をする上で大前提となるもの、自分自身の芯となるものについて考えなければいけないことに気づかせていただきました。この経験は必ず今後活きてくる、そう確信しました。
貴重なお話をしてくださった元木社長をはじめ社員の方々、本当にありがとうございました。
最後に、この記事を読んでくださった方の今後の進路に決め方にこの記事がプラスになればと思います。
(文責:久留米大学3年 吉永 俊介)

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