スクーパー取材記事

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株式会社三立鑑定

金融・保険 スクーパー取材記事あり
福岡県福岡市博多区中洲中島町2-3 福岡フジランドビル7F

2019年度

お客様と社員に寄り添う経営を目指して

株式会社三立鑑定は損害保険会社からの依頼により、損害を受けた物品や建物の損害額を鑑定している仕事である。佐々木社長があまり知られてないこの業種を起業したきっかけとその思いについてうかがった。

労働環境、教育環境の改善を目指して

損害保険鑑定では災害等により損害を受けた物の保険価額を決める。例えば、故障したエレベーターや、水漏れしている洗濯機、火災で燃えてしまった家具などが評価の対象となっている。時には災害が起きた原因を追究することもある。
株式会社三立鑑定の代表取締役佐々木一昭氏は損害保険鑑定人である。三立鑑定として独立する前も同じ業種で働いていたが、労働環境、特に教育制度があまり整っていないと感じていた。損害保険鑑定は鑑定人の能力がバラバラだと保険価額の査定に影響するため、鑑定人の質は一定以上でなければならない。そのためきちんとした教育制度があるべきだ。だが、前職では先輩の姿を見てひとりで学ぶという制度だった。だがそれでは新人が育たないと思い起業に至った。

理想の労働環境へ

佐々木社長が起業するにあたって目標のひとつだったのが労働環境の整備だ。特に、教育制度、労働時間、給料、育児休暇などの改善に力を入れた。おかげで現在の社員は休みがちゃんと取れ、リフレッシュ休暇も取れる。また、役職関係なく定時で帰宅でき、時差出勤制度で出退勤することもできる。その分、個人の用事を済ませたり、趣味活動を楽しむことができる。
一方、新入社員研修や、損害保険鑑定の資格を取るための研修を行うなど教育制度も充実している。
創業時、男性3人のみでスタートしたという三立鑑定。当初は利益を出すのに精一杯だったが、労働環境の整備は忘れなかった。おかげで男女差なく同じ環境で同じ仕事ができるようになり、次第に女性社員も増えた。

損害保険鑑定のために必要なものは感性・人間性

「損害保険鑑定をするためには知識も必要だが、お客様とのコミュニケーションも大事。そのために必要なのは感性・人間性を磨く事だ」と佐々木社長は語る。
佐々木社長は、社員に「業務中、時間ができたら花を見に行きなさい」と伝えているという。なぜならば花を見てそれが美しいと思う感情が大事だからだ。映画・絵画を見たり、読書をしたり、博物館・美術館に行ったら感情が豊かになる。これは被害を受けたお客様とコミュニケーションを取る上で必ず重要になると佐々木社長。被害者に寄り添い、訴えていることを感じ取り被害者に合った言葉を選びながら状況を確認する。鑑定というのはそういう仕事なのだ。

より広い世界で

三立鑑定の今後の目標は二つ。一つ目は東京への進出だ。現在、全国の損害保険鑑定人の半分以上が東京に集まっていると推定されている。しかし、人口も鑑定依頼も多いため、鑑定人が足りていないのが現状だ。二つ目は海外への進出である。主に東南アジアへの進出を目指しているという。これに合わせ、将来的には鑑定人をもっと増やしたい考えだ。
損害保険の仕事を始めて後悔したことはない、この仕事は自分に合っていると話す佐々木社長。社員教育、福利厚生を整えた働きやすい会社づくりにより安定化してきた三立鑑定は、さらに世界のステージを目指して躍進していく。

スクーパーEyes プライベートも大事にできる職場

隂山敬紘氏は2014年に三立鑑定に中途入社した現在5年目の社員である。損害保険鑑定は一般的にあまり知られていない業種だが、隂山氏の場合、知人が同業で働いていたのでこの仕事を知っていたという。その前は他の大手企業で働いていたが、休暇があまり取れず、家族との時間が少なかった。家族との時間を大事にしたいという隂山氏は「三立鑑定は休暇が多いし、時差出勤制度があるので家族との時間が取れる」と語る。
また「そもそも休みがきちんと取れることがありがたい」と嬉しそうに話した。
地震の被災地域を訪れ、直接お客さんに「ありがとうございます」と感謝された時はやりがいを感じるという。一方で、鑑定をした際に保険金を支払えない場合、それを現場で伝えなけらばいけない時は辛いことも。しかし、整った労働環境のもと、しっかり休養することで気持ちを切り替えることができる。
佐々木社長の労働環境を改善したいという強い思いは、このように確実に社員の幸せや働きやすさに繋がっているのだ。

取材後記 知らなかった業種を知った機会

私は色んな業種を知りたいと思ってキャリアスクーププロジェクトに参加したので、あまり知られていない損害保険鑑定という業種の企業を取材することができて嬉しかったです。佐々木社長がこの仕事を始めて後悔することはなかったとおっしゃっていたのが印象的でした。私もこれと思える仕事に出会いたいです。また、仕事をする時に、人間性、感性を持つことが大事だと言われたのが心に響きました。知識や技術を磨けばいいと思っていたので意外でした。
就活生へ向けて、「感性を磨くために、色んな経験をすることも大事」とアドバイスを頂きました。私は視野を広げるためにさまざまなことを経験するようにしていますが、これからは感性を磨くことも意識したいです。
佐々木社長、陰山様、取材にご協力頂き、誠にありがとうございます。
(文責:福岡女子大学2年 眞家 里菜)

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