スクーパー取材記事

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株式会社TCK

メーカー スクーパー取材記事あり
福岡県福岡市東区二又瀬1番17号

2019年度

先見性と半導体生産技術で「未来を創る」

設立から14年、常に「成長」を遂げる株式会社TCK。競争の激しいベンチャー企業都市・福岡で生き残り続ける裏に、どんな思いや努力があるのか。 その素顔に迫る。

アイデアの結晶。少数精鋭で半導体技術の未来をカタチに

株式会社TCKでは半導体技術を応用して、高精度の電子顕微鏡の製作をはじめ、先進医療、農業分野事業などを展開している。現在約10人の従業員が在籍しており、それぞれが前職でさまざまな経験や技術を培った技術者だ。お互いに畑違いの分野で知識を磨いてきているので、それぞれ意見を出し合うと面白いアイデアが生まれる。それだけではない。同社では売れる製品が一度できたとしてもそこで立ち止まらない強さを持っている。さらに良いものにするためにはどうしたらいいのかをみんなで協議してそれをカタチにしていくのだ。そんな同社の企業理念は「未来を創る」である。競争の激しいベンチャー企業都市・福岡で生き残り続ける秘訣は、「これまでこの世になかったものを」の思いで一つのものを創り上げようとする強力な熱意だったのだ。

成長の秘密。「未来を創る」に込められた想い

「ただ寝て、ただやってくる明日を、未来と呼ぶのか」そう語るのは代表取締役社長の小坂光二氏だ。結局のところ私たちは誰かが作っている未来に乗っている。それなら自分たちが「未来を創る」側に回りたいのだと小坂氏。そんな想いがこの企業理念には込められている。
止まることなく成長し続けることは容易なことではない。しかし取締役の大江隆氏は「確かに悩むときもある。だが顧客の期待に応えることで相手も喜んでくれ、依頼も増えていく。そうすると大幅に技術が向上していく。そのことが更なるモチベーションアップにつながっている」と語る。一つの案件の成功を元に新しい技術を吸収していくことで、技術力を飛躍的に伸ばすことができているのだ。

製品開発の裏側。仲間と共に未来を創る

製品開発室では、数名の従業員が真摯に作業に取り組んでいた。社長が従業員に近い距離でアドバイスを行う様子なども見られる。従業員の一人は同社について「この会社は『製品の完成』という目標で結ばれた仲間が、ともに楽しく成長できる会社だ」と語る。
小坂氏はTCKの強みとして、「新製品開発」という一つのゴールのために、すぐに新しい開発や挑戦をカタチにする「フットワークの軽さ」を挙げている。「新しい取り組みでもためらうことなく全員でやってみよう、完成させよう」という熱意、向上心こそが成長の原動力になっていた。

想いを力に成長し続ける企業「TCK」

日々技術向上を図るTCK。生き残るのが厳しいベンチャー業界を少人数で生き抜くその影に、新しい技術で未来を創りたいという熱意と努力があった。「どんな戦略があっても、情熱と目の輝きがなければ成功しない」小坂氏の言葉だ。
かつて小坂氏は「多様な技術を持つ人が集まれば、面白いものがつくれるのではないか」と考えて起業を決意した。そして今、多様な技術を持つ約10人の従業員と共に他企業にはないアイデアを出し合いながら日々研鑽を重ねている。
「世の中になかった新製品を生み出すことは楽しい」と小坂氏。彼らの「未来を創る」という情熱は、これからも消えることなく燃え続けるだろう。

スクーパーEyes 「未来を創る」最前線

まるで研究施設を連想させるこの部屋は、株式会社TCKの心臓部、製品開発室だ。その中心に置かれている機械はこの会社が誇る電子顕微鏡である。その精度は一般的な高校に置いてある光学顕微鏡の約1000倍にもなるという。通常、電子顕微鏡は教卓ほどの大きさだが、同社では幅30センチという超小型化に成功している。ここには同社ならではの技術が詰まっていた。通常の光学顕微鏡は反射光で視野を明るくするのに対し、電子顕微鏡は電子で視野を明るくする技術が用いられている。電子を用いるために中は真空状態になっている。ここで用いられている技術こそが半導体製造に欠かせない真空技術なのである。
小坂氏は「小型化に取り組んでいる企業はほかにもあるが、TCKの特徴はそのスピード感にある」と語る。一般的には製品の開発、組み立てはそれぞれ外部で分担して行うが、同社はすべての工程を自社で行う。これにより、通常数年かかる製品開発を約半年というハイスピードで行うことができている。多様な技術の結晶とスピード感によって他企業との差別化ができているのだ。

取材後記 目標を持ち、熱意を胸に日々成長

今回の取材は経営者の熱意、社会で生き抜く極意のようなものを感じられるものとなりました。競争の激しいベンチャー企業都市福岡で生きていく裏に、小坂社長の並々ならぬ熱意や大江取締役の理念、従業員の方の地道な努力があることがわかりました。特に、小坂社長の「目標、やりたいことが決まっていれば悩むことはあっても、迷うことはない」と いう言葉は強く胸に残りました。今回の取材で私は常に目標に向かい成長を遂げていく大切さを学びました。今後私も自己研鑽を続け、目標と熱意を持って邁進していこうと思います。 今回取材に協力してくださった小坂社長、大江取締役、従業員の皆様、本当にありがとうございました。
(文責:福岡大学1年 安部 健也)

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