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【サガスト】株式会社スチームシップ

サービス スクーパー取材記事あり
長崎県東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷961 1-2F

2019年度

【サガスト】地域の活性化は日本の活性化!地域経済を豊かにしていくさまに世界を驚かせる。

一極集中が進む現代において、企業も若者も都会へ集中する中、あえて地方の持つ魅力に注目している企業がある。その企業名は株式会社スチームシップ(以下:Steamship)。都会にはない魅力が眠っている地域の活性化を目指している。なぜ地域にこだわるのか。その取り組みとキーパーソンを追った。

稼ぐことができる地域をつくるために

Steamshipは、「都会に負けない強い地域を作っていく」、という理念を掲げ、ふるさと納税支援事業、クリエイティブ事業、コーディネート事業を展開している「地域の宝探しカンパニー」である。
佐賀・長崎・福岡にそれぞれ拠点を置き、「地域にしかない豊かさ」の追求・発信を主なミッションとしている。自らの足で現場に向かい、消費者・生産者の立場になり、魅力を発信することを特徴としており、見聞きして良いなと思ったモノを地域の宝として発信している。
現在、特に一番力を入れているのは「ふるさと納税支援事業」。今や、寄付することで税金が控除される上に、返礼品を受け取ることが出来るふるさと納税は広く社会に浸透している。この経済効果として、地域の生産者・事業者の経済が潤うことで事業規模拡大による雇用の創出や、今まで知られていなかった地域の魅力が伝わることでの観光客の増加などが挙げられる。
しかし、地域はその土地の魅力を発信することに対して苦手意識を持っている傾向にあり、代わりにブランディングを得意とするSteamshipが地域の魅力を掘り起こし、磨き上げ、発信している。クリエイティブとソリューションの力で地域の魅力を最大限に引き出すサポートをしているのである。そうすることで、Steamshipが目指している「地域経済の循環」に大きく貢献しているといえる。

地域の魅力はこうして伝わる

代表取締役藤山雷太さんがSteamshipを起ち上げたのは、2017年4月のこと。起業前、有田でまちづくり会社に勤めていた藤山さんは、地域活性化の企画を通そうとしても時間がかかり、タイムリーな提案が出来ないことにジレンマを抱えていた。資本主義の世の中において良い会社を作り上げるには、早く行動できる環境が必要と感じていたからである。創業日の4月13日は、佐賀の七賢人の一人、江藤新平の命日である。江藤は民の視点で物事を考え、日本の法の礎を作った。Steamshipも、地域の消費者・生産者の視点から物事を考え、地域の暮らしをもっと豊かにする仕掛けを作ることで、「都会に負けない強い地域」を創るサポートをしていきたいと考えている。
そもそも何故、都会ではなく地域に目を向けることになったのか。現在の日本は人口減少が進み、同時に都心への一極集中が進んでいる。一極化がもたらす問題の一つに地域で働く人材の減少がある。この流れを止めるべく、時代の流れに逆行できる「稼ぐ地域」を作ることを目指した。「稼ぐ地域」には、人・モノ・お金・情報が集まりやすく地域の活性化に繋がると考えているのである。

働きやすい職場であり続けること

Steamshipが仕事をする上で大切にしている考え方が2つある。それは、「家族が一番で仕事は二番である」ことと、「働きやすい環境を自らの手で創造していく」ことである。それらの考え方について紹介していく。
また、居心地のいい職場環境を作るためにSteamshipでは、自分たちの手で職場をDIYをしている。それぞれの働き方に合わせた職場環境は、常に最高のパフォーマンスを発揮することができる。
WEBデザイン、グラフィックデザイン、マーケティングなど、それぞれを得意とすることに責任を持って取り組む少数精鋭のクルー。それぞれの自主性・個性を大事にしているからこそ、それぞれやりがいのある仕事だと感じ、日々成長していける職場になっている。

地域の暮らしを豊かにするための宝探し

都会の荒波に揉まれて奔走する。かつてはそれが夢を叶えるための王道のように思われていた。確かに、全国各地から人・モノ・コトが行き交う都会は情報量やビジネスチャンスの多さなどは圧倒的だ。その一方で人々はまさに戦場とも言える環境で疲弊し、徐々に自然豊かな地域の魅力が見出されつつある。しかしながら、事業を興すフィールドとして、あえて地方を選ぶケースは稀であり、そのことは地方からスケールした会社が少ないことからも表れている。ちなみにここで言う「スケール」には、事業拡大という意味がある。藤山社長は誰もチャレンジしないことを地域から推し進め、「何故このような凄い地域が生まれたのか」と驚かれるようなモデルケースを作りたいと考えている。近い将来、Steamshipといえば「地域からスケール」が当たり前になるように地域のイメージが革新されていくはずと楽しそうに語った。地域にコミットしたい人が集まり事業を創る。そして地域経済を循環させて豊かになっていくのである。
地域で暮らすことを選ぶ社会はそう遠い話ではないかもしれない。目まぐるしい変化を繰り返す現代の大海原で、時代の変化を見極めて日本初の蒸気船を作りあげた佐賀藩のように、「Steamship」(蒸気船)は地域でねむっている原石を探し当て、輝く宝に磨きあげる。

スクーパーEyes アットホームな職場に根付く文化

企業に限らず、組織内においては、コミュニケーションをいかに円滑に行うかが大事である。Steamshipでは、コミュニケーションの質を上げ、円滑に意思疎通できるように様々な企画を行っている。その中でも特に驚くべきことは、3ヶ月に1度開催されるSteamship Campと題した合宿である。アイデアがどんどん出てくるように、極限までリラックスできる自然いっぱいの場所が選ばれる。開催の目的は、「緊急ではないが重要なこと」を全員で議論する時間を作ること。そしてクルー同士の交流を深めることである。普段から毎日の朝礼や、打ち合わせ、ランチタイムなどを通じてコミュニケーションをしていても、目の前の業務に追われてしまい全員でまとまった時間がとれなかったのが開催のきっかけである。Steamshipの会社としての成長やクルー個々人の成長に必要なことを会社の成長に合わせて語り合うという。会社としても成長することができ、人としても協働作業・共同生活を通して、一体感・結びつきが強まり成長するのである。「地域だからこそできる」を大事にしたイベントでクルーのコミュニケーションの促進を図る。

取材後記 可能性はあちこちに眠っている

これまで私は就職するなら情報が集まりやすく交通の便がいい都会がいいのだろう、と思っていて、無意識のうちに地域で働くという選択肢を除外していた。しかし、都会に負けない稼げる強い地域を作ることで、地域で働くことや暮らすことが選ばれる社会が将来現実になるというビジョンを見据えることが出来ました。私はスチームシップの取材を通して常識にとらわれていたことに気づかされました。少し視野を広げることで新たな発見があり、選択肢が増えることを学びました。今後の大学生活において、何事もイメージから決めつけることなく、関心を持つようにしていきます。日々の経験を大切にし見聞を深め、人生の選択肢を増やしていきたいです。
(佐賀大学2年 吉野 優)

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