スクーパー取材記事

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株式会社 OZ Company

  • 2018年度
ママが活躍できる制度とチームワークで
「笑顔」が広がる保育サービスを届ける

事業所内保育・イべント保育の企画運営を行う株式会社オズカンパニーが目指すのは「笑顔のサイクル」。保育業界の働き方改革を実践し、その先にたどり着いたスタッフたちの「笑顔」の秘密に迫った。

「笑顔のサイクル」の実現を目指して

代表取締役の小津智一さんが株式会社オズカンパニーを創立したのは2008年7月。きっかけは、小津社長自身が子育てに関わる中で世の中が「子育てしにくい社会」であると感じたことだという。 「子育て中の父親・母親、そして子どもたちの笑顔が広がる社会」を目指して、事業所内保育・イベント保育事業を展開。「笑顔のサイクル」を実現するためにはまずスタッフから。小津社長が積極的に取り組んできたのは、スタッフが心に余裕を持って仕事ができる環境作りだ。
小津社長は常にスタッフの声に耳を傾け、環境の改善に取り組んできた。その結果、現在では多くのママを含むスタッフたちが活躍している。

スタッフを支える現場の声から生まれた制度

オズカンパニーのスタッフは約100名。小津社長以外は全員女性で、そのうち小学校3年生以下の子どもを持つママはおよそ半数を占める。スタッフを支える大きな柱となっているのは二つの制度。一つはスタッフ全員がリーダー業務をこなす「リーダー持ち回り制度」。リーダーの負担を軽減し、業務を全員でカバーできるようになっている。もう一つはフルタイムとパートの待遇差を解消する「同一労働同一賃金制度」。こちらは「リーダー持ち回り制度」に対するパートスタッフからの声に応える形で導入された。また、残業ゼロ・有給休暇消化率100%を目指しており、その達成も目前だ。
これらの制度は、短時間で集中して働きたい、子どもの病気で休まざるを得ないこともあるママスタッフにも心強いものとなっている。

チームワークでスタッフの力を最大限に活かす

オズカンパニーの魅力は整った制度だけではない。小津社長が最も大切だと語るのは「チームワーク」だ。
「社長は園に顔を出すと必ずスタッフ一人ひとりに声をかけてくれるんです。それがとてもうれしいですね」。これはスタッフからマネージャーの田川晶子さんに届いた声だ。小津社長にとっては「当たり前のこと」だという行動は、スタッフのモチベーションアップにつながっている。また、その様子を間近で見てきた田川さんも、自身が園を回る際には必ずスタッフ全員に声をかけ、仕事以外の会話を増やすことを心がけているという。トップから広がるこのような姿勢はスタッフ一人ひとりとの信頼関係を育み、真のチームワークを作り上げている。

仲間と共に作り上げる幸せへのストーリー

小津社長にとってオズカンパニーは「仲間」だという。「みんなで利益を上げ、みんなで幸せになる」それがオズカンパニーなのだ。
経営ははじめから順調だったわけではない。小津社長はどんな問題にも正面から向き合い、改善のために行動してきた。「スタッフ=仲間」の働く環境を整えるために本気で取り組む。トップの本気度が伝わり、社内のチームワークが深まる。それは、保育士の人材確保という経営面でのメリットもあるが、何より理念である「笑顔のサイクル」の実現につながる。そうやって小津社長が積み上げてきたストーリーは、スタッフの最高の笑顔とチームワークという形で会社を支えている。

スクーパーEyes 仕事以外の場所でも活躍し、夢を持つスタッフたち

働きやすい環境の中で、スタッフたちはプライベートでも驚くほどエネルギッシュに活動している。オズカンパニーが運営する「あじや保育園〜OHANA〜」でリーダーを務める保育士の山本華子さんは、4人の子育てをしながら子どもの幼稚園の役員や、福岡市の放課後学習会の学習支援を行うなど地域と深く関わっている。マネージャーの田川さんは基本的に在宅勤務。高齢の両親と同居しながらの子育てに加え、町内会の会計や子どもの部活動で係をこなすなど地域の活動にも積極的だ。 また、二人は今後の夢についても語ってくれた。山本さんは「たくさんの孫に囲まれたおばあちゃんになること」。田川さんは「小さなものを含めて100個くらい夢がある」というのだから驚きだ。二人の生き生きと輝く表情と、その様子をうれしそうに見つめる小津社長の笑顔が印象的だった。 小津社長がスタッフへの思いを語った二つの言葉がある。一つは「仕事以外のつながりを大切にしてほしい」。もう一つは「人生の目的は人それぞれ。会社はそれを実現するためのツールの一つ」。この言葉どおり、スタッフたちは仕事はもちろん、それ以外の場所でも活躍し、夢を抱いて人生を歩んでいる。

取材後記 母親として、働く側・預ける側のどちらから見ても感じた魅力

取材中は和やかな空気が流れていました。小津社長とスタッフさんの心地よい掛け合い。伝わってくる信頼関係。子どもを持つ一人の母親として、「こんな会社で働いてみたい」という思いと共に「こんな保育園なら安心して子どもを預けられる」とも感じました。
「女性は妻・母などさまざまな顔を持っている分、男性より時間のやりくりや段取りが上手。主婦業・母業に自信を持って」と田川さんから働きたいママへ向けたメッセージ。これには私自身も大変勇気づけられました。
今回、娘を連れての取材という貴重な経験をさせていただきました。ご協力いただいた小津社長、そしてスタッフの田川さんと山本さん、本当にありがとうございました。

(文責:平安 悦子)

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